下地処理を施します。
下地の調整
下地処理は塗装下地の工程と同じです。クラック防止の寒冷紗を貼りパテを埋めます。
一般的にはビス穴や目地など部分的に施す工程です。これを全画面に対して行います。
「総寒冷紗・総パテ」は塗装の世界でも最上級の下地処理とされています。絵を描く場合、様々な濃度の絵の具を塗り重ねますから、下地の処理は重要となります。
寒冷紗
表面の下準備。寒冷紗を全面に貼ります。
パテ処理
寒冷紗の上からパテの処理を行います。
【総パテ】パテは乾燥させて研磨し、これを繰り返します。仕上げ用のパテは一般の内装用ではなく、外部にも使えるものを選択しました。
パテ(内外両用)処理の工程。一回ごとに研磨。 パテ1回目 → パテ2回目→調整 → パテ3回目 → 微調整
ジェッソの塗布
ベースとしてジェッソを塗布。
ジェッソは絵の具の下地用ファンデーションです。絵の具の定着力を高め、発色を良くします。普通の壁画ならジェッソを数回塗布して研磨した後、絵を描き始めますが今回はまだ下地が続きます。